日常

畑に木綿(コットンボール)が出来ています

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの。ようやく秋めいてきました。今年も暑い夏でしたね。

なかなか手入れもできずに過ごした畑の茶綿でしたが、実がはじけてタネがほころんでいます。

私の主宰する染織の教室に、その年収穫したたくさんのコットンボールを持って来られた方がありました。知り合いの方からタネを頂いて、ご自分で育ててみたのだそうです。その方(仮にAさんとしておきます)のご要望はというと・・・

Aさん

収穫してみたのはいいけど、コットンボールをどう生かしたらいいのかわからなくて・・・

みーさん

繊維をとりだして紡いだら糸になります。紡がずとも繊維そのものをクッションや座布団の詰め物にしてもいいのですよ。ドライフラワーにして飾っても素敵ですね。

繊維… 紡ぐ…?

みーさん

はい、まずはタネと繊維を分けます。

綿繰り機

こちらが綿繰り機、ローラー部分に綿をはさんでハンドルを回すと、繊維のみ狭いスキマをとおって向こうに送られ、タネは手前に残るという仕組みです。

ご家庭にあるものでこれの代用をと考えて、すりこ木を使ってみたら・・・うまくいきました。ただし、木綿の品種による繊維長の長い短いに合わせて、棒の径を変えたほうがいいようです。

すりこ木を回転させながらタネと繊維を分けています。回転に合わせて机の上をうまく滑らせるようにすると、タネと繊維が分かれてきます。

分けたタネは来年の春また植えることにして・・・それにしてもたくさんの種がでます。集めて絞ったら綿実油がとれますね。

Aさん

わぁ!これならば出来そう!

でも、糸になるまでの道のり、長そうですねぇ。

みーさん

そうですね。あまり気負わずTVでも見ながら、手元だけ動かしてみてください。秋の夜長のお楽しみということで、ヴァージンコットンのふわふわ感に癒されてくださいね~!

ごまちゃん

あのふわふわの上でお昼寝するにゃ

ABOUT ME
みーさん
朝は鳥の鳴き声で目覚める田舎暮らし。 自宅兼工房の築150年の民家にて機織りに励んでいます。 また、主宰する染織教室では、染織の知識のみならず、素朴な生活の背景にある知恵の数々をお伝え出来たらと考えています。

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